• 本

緑の毒

出版社名 角川書店
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-04-874235-1
4-04-874235-3
税込価格 1,540円
頁数・縦 285P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 男の嫉妬は真っ黒け

    妻の浮気に嫉妬して連続レイプ犯になった男。39歳医師。地位も名誉も金もある。でも心は思い通りにならない。どんどん壊れていく男の姿に恐怖とも憤りともいえない感情が湧く。あたしでもぶん殴ってボコボコにしてやりたいと思う。

    (2011年9月22日)

商品内容

要旨

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。連続レイプ犯。暗い衝動をえぐる邪心小説。

おすすめコメント

妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。連続レイプ犯。。水曜の夜ごと、川辺は暗い衝動に突き動かされる。救命救急医と浮気する妻に対する、嫉妬。邪悪な心が、無関心に付け込む時――。

著者紹介

桐野 夏生 (キリノ ナツオ)  
1951年金沢生まれ。99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、11年同作で読売文学賞。04年英訳版『OUT』で日本人初のエドガー賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)