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東京大空襲を指揮した男カーティス・ルメイ

ハヤカワ新書 039

出版社名 早川書房
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-15-340039-9
4-15-340039-4
税込価格 1,364円
頁数・縦 284P 18cm

商品内容

要旨

第二次大戦中、米陸軍航空軍の将軍として日本への無差別爆撃を指揮したカーティス・ルメイ。彼は東京大空襲で多くの死者を出した一方、戦後、航空自衛隊の育成に貢献したとして勲一等を授与された。彼は非道な人物だったのか、それとも組織への忠誠心から行動したのか?またベトナム戦争時に「石器時代に戻せ」と言い、北爆を進めた真相とは?米文学研究の泰斗がルメイに関する英語文献を丹念に調査し、その実像を客観的に明かす。戦禍から80年を経たいま、平和について問う。

目次

1945年3月9日
大空への憧れ―少年時代
空を飛んだドードー―陸軍航空隊
最高の航法士―爆撃群団での躍進
鉄の意志を持つ男―戦争で戦える兵士たちを作る
私が先頭で飛ぶ―ヨーロッパ戦線
ヒマラヤ越えのミッション―中国・ビルマ・インド戦線
日本を焼け野原にする―「鬼畜ルメイ」
力による平和―冷戦戦士ルメイ
ロシアの熊の脚を引きちぎられ―統合参謀本部時代
「ベトナムを石器時代に戻せ」―日本による叙勲と回想録
民主党政権をつぶせ―1968年の戦い

出版社・メーカーコメント

第二次大戦中、米陸軍航空軍大佐として日本への無差別爆撃を指揮したカーティス・ルメイ。彼は非道な人物だったのか、それとも組織への忠誠心から行動しただけなのか。ルメイの生涯を辿り、東京大空襲がなぜ起こったのか、その背景を明かし、平和について問う

著者紹介

上岡 伸雄 (カミオカ ノブオ)  
1958年生まれ。翻訳家、アメリカ文学研究者。学習院大学文学部英語英米文化学科教授。東京大学大学院修士課程修了。1999年アメリカ学会清水博賞受賞。フィリップ・ロス、ドン・デリーロなど現代アメリカを代表する作家の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)