書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
横溝正史の短編集。
ぎっしり9編収録です!
といっても本の厚みはさほどでも。
本当に短いものがぎゅぎゅっと入っています。
「花火から出た話」「物言わぬ鸚鵡の話」「マスコット綺譚」「銀色の舞踏靴」「恋慕猿」「血蝙蝠」「X夫人の肖像」「八百八十番目の護謨の木」「二千六百万年後」
短い故に歯切れが良い!という印象です。
シンプルだけど、読者を物語の世界に引き込む魅力と余韻がたっぷり。
隙間時間に読めて満足度が高い一冊です。
希少なSF作品も読めるので、ぜひどうぞ!(2021年10月1日)
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商品内容
要旨 |
鎌倉に集まった男女が肝試しに興じ「蝙蝠屋敷」と名づけた廃屋に踏み込むと、胸を抉られた女性の凄惨な死体を発見する。部屋の壁には、生乾きの血で描いた蝙蝠の絵が残されていた。犯人の目処がつかないまま、第一発見者の前に再び蝙蝠の符牒が現れ…。表題作など、“金田一耕助”シリーズに並ぶ名探偵“由利麟太郎”シリーズを含む全9篇。希少なSF短篇など、横溝正史の多才ぶりを味わえる名短篇集が待望の復刊! |
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おすすめコメント
坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ肝試しに荒れ果てた屋敷に向かった女性は、かつて人殺しがあった部屋で生乾きの血で描いた蝙蝠の絵を発見する。その後も女性の周囲に現れる蝙蝠のサイン――。名探偵・由利麟太郎が謎を追う、傑作短編集。