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遠野物語と怪談の時代

角川選書 474

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-04-703474-7
4-04-703474-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

文学賞情報

2011年 第64回 日本推理作家協会賞受賞

要旨

『遠野物語』は怪談への熱狂から生まれた―。明治後期、文明開化以来の合理主義と功利万能主義に抗うように噴出した怪談ブームと、柳田國男や泉鏡花らが熱狂した「怪談会」。その知られざる実態を、豊富な史実と文献でひもとき、名著誕生の経緯を怪談史の視点から探究。怪談実話としての真髄を明らかにし、芥川龍之介らを経て現代に至る怪談文芸の系譜を展望する。史上初復刊!「日本妖怪実譚」も収録。

目次

序章 怪談実話の見果てぬ夢
第1章 「怪談の研究」をめぐって
第2章 怪談ルネッサンス
第3章 泉鏡花と柳田國男
第4章 「遠野怪談」三人男
終章 遠野物語に始まる怪談史
復刻資料

著者紹介

東 雅夫 (ヒガシ マサオ)  
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒。『幻想文学』編集長を経て、怪奇幻想文学のアンソロジスト、評論家となる。現在、怪談専門誌『幽』の編集長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)