地鳴き、小鳥みたいな
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2016年10月 |
ISBNコード |
978-4-06-220287-9
(4-06-220287-5) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 216P 20cm |
商品内容
要旨 |
この本の中の短篇のどれかが、読書がいままで言葉にしたことがなかった思いに届き、それと響き合うことができたら、著者としてこんなに嬉しいことはない。記憶の体感を綴る4篇。最高の、久々の、短篇集。 |
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おすすめコメント
甲府盆地の中心より南にくだったところにある母の実家の町。子ども時代の記憶を確かめようと訪れ、土地の描写のなかに、「あなた」と呼ぶ女性とのやりとりが綴られる。(表題作「地鳴き、小鳥みたいな」) 夏。K先生の訃報。若い友人の死。20代で出会ったある先生との忘れがたい対話。枯れて見えたその先生から聞かされた性欲をめぐる話が意外で、20代の私はただ驚いた(「夏、訃報、純愛」)。ほかに「キース・リチャーズはすごい」「彫られた文字」を収録。記憶の体感を綴る4篇。最高の、久々の短篇集。