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女王の肖像 切手蒐集の秘かな愉しみ

出版社名 工作舎
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-87502-513-9
4-87502-513-0
税込価格 2,750円
頁数・縦 285P 図版10P 20cm

商品内容

要旨

さらば帝国、植民地、されど切手は後まで残る。ペニー・ブラック、軍事切手、文革切手、ソ連・宇宙切手、凹版切手、無目打切手、エラー切手、加刷切手、肖像切手、植民地切手、自作切手…九歳から蒐集を続けてきた著者が、満を持して世に送り出す切手エッセイ集。

目次

「ペニー・ブラック」を買う
巨大な巻紙
外国切手との出会い
発行日に駆け付ける
文革切手は赤一色
なぜソ連がなつかしいのか
凹版はどこへ行く
目打と無目打
エラー切手の愚かしさ
加刷の政治学
女王の肖像
国家の名刺
植民地の風景
自分で切手を造る
切手商とのつきあい方
人を堕落させる小さな詩編
切手蒐集の終焉

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年、大阪箕面に生まれる。九歳で切手蒐集を始め、一二歳で日本郵趣協会会員となり現在にいたる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。『月島物語』(集英社、1992)で斎藤緑雨賞を、『映画史ヘの招待』(岩波書店、1998)でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』(新潮社、2000)で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』(作品社、2013)で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』(作品社、2018)で鮎川信夫賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)