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ヨーロッパ中世の想像界

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-8158-0979-9
4-8158-0979-8
税込価格 9,900円
頁数・縦 790,158P 22cm

商品内容

要旨

西洋中世の人々が生きた豊穣なる世界―。動植物や人間から、四大や宇宙、天使や魔女、仲間と他者、さらには楽園と煉獄まで、文学・図像・伝説・夢を彩る広大な想像界を縦横無尽に論じ、その全体構造を解明する。心性史・社会史を刷新する「イマジネールの歴史学」の集大成。

目次

想像界の歴史学
第1部 植物・動物・人間(薬効の在処―植物から人体へ
庭園の変容
鸚鵡と梟
動物観と動物イメージの変遷
魂の姿)
第2部 四大から宇宙へ(地―母なる大地
水―水浴と温泉のイマジネール
火―神秘と怪異の光
風―翼に乗って
宇宙と世界の形)
第3部 聖と魔(天使の訪れ
聖心崇拝
魔術師ウェルギリウス
魔女の先駆け
魔女のダンスとサバトの成立)
第4部 仲間と他者、現世と異界(権力と権威のイメージ
友愛の印
ユダヤ人人相書
糸巻き棒論
「地上の楽園」と「煉獄」)
想像界の構造とその変容

著者紹介

池上 俊一 (イケガミ シュンイチ)  
1956年愛知県豊橋市に生まれる。1983年東京大学大学院人文科学研究科(西洋史学専攻)博士課程中退。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、博士(文学)。著訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)