• 本

〈共働き・共育て〉世代の本音 新しいキャリア観が社会を変える

光文社新書 1300

出版社名 光文社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-334-10249-4
4-334-10249-2
税込価格 968円
頁数・縦 263P 18cm

商品内容

要旨

男性育休や働き方改革が企業の重要課題となった現代。しかし、すべてのケアワークを妻に担わせて会社の仕事だけに時間をつぎ込んできた男性が大方を占めるマネジメント層と、これからの時代を担うミレニアル世代とでは、そのキャリア観に大きな隔たりがある。本書では“共働き・共育て”を志向するミレニアル世代にインタビュー調査を行い、仕事と子育ての両立、そのための様々な障害にどう対処しているかの事例を多数紹介。企業の経営陣、人事担当者にとってはもちろん、両立に悩むデュアルキャリア・カップル当事者のヒントにもなる本。(解説・佐藤博樹東京大学名誉教授)。

目次

第1章 子育てしながら夫婦で働くということ(「共働き」は増えたけれど
正規雇用夫婦は「勝ち組」?
世界一の育休制度を活用しない日本男性
職場の風土が変わらない!
妻のキャリアは夫の職場次第!?
「デュアルキャリア・カップル」になるための手引き)
第2章 夫の場合 男性のプライベートロス(プライベートロスはいやだ
パイオニアたちの奮闘〜職場編
パイオニアたちの奮闘〜育児休業編
管理職になりたくない?
育児のために転職する男性

第3章 妻の場合 女性のキャリアロス(マミートラックに陥らないために
マミートラックからの脱出
初期キャリアが運命の分かれ道?
自分で仕事を面白くする方法)
第4章 夫婦の場合 男女ともにキャリアを形成するために(パートナー選び
夫婦で「チーム」の戦略を練る
「お迎えの分担」でともにキャリアアップを目指す
戦略的保育園選び)
第5章 企業の場合 マネジメント層の意識を刷新せよ!(社員をディスエンパワメントする組織
世代間ギャップを超えて
両立している人が働きやすい職場に
最重要課題はマネジメント層の変化)

出版社・メーカーコメント

すべてのケアワークを妻に担わせ、ペイドワークに無制限に時間を使えた中高年男性の経営層と、〈共働き・共育て〉を指向するミレニアル世代では、ワーク・ライフ・バランスの感覚に大きな隔たりがある。大規模アンケートで明らかになったミレニアル世代の「デュアルキャリアカップル」(それぞれがキャリアを自律的に考えて形成し、仕事も家庭も充実させる夫婦)の本音と苦悩、両立のための戦略、そして企業が取るべき対策とは。

著者紹介

本道 敦子 (ホンドウ アツコ)  
21世紀職業財団研究員。広告会社、調査会社で数多くの定性調査に携わる。現在は女性活躍を支援するフォーラム運営の他調査研究、企業調査等に従事。国家資格キャリアコンサルタント
山谷 真名 (ヤマヤ マナ)  
21世紀職業財団主任研究員。企業勤務・大学研究員等の経験を活かし、調査研究、企業調査等に従事
和田 みゆき (ワダ ミユキ)  
21世紀職業財団研究員。女性活躍の進んだ外資系企業での経験を活かし、女性管理職支援や地域の女性リーダーの発掘等の支援事業を手掛ける他、女性活躍を中心とした調査研究、企業調査等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)