• 本

知性の顛覆 日本人がバカになってしまう構造

朝日新書 615

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-02-273715-1
4-02-273715-8
税込価格 836円
頁数・縦 228P 18cm

商品内容

要旨

「ヤンキー」と、言い訳する「大学出」ばかりで、この国にもはや本物の知性は存在しないのか?イギリスのEU離脱、トランプ政権誕生、ヘイト・スピーチ…世界的に「反知性主義」が叫ばれて久しい中、その実態は主義というよりは、「かつて持っていた自分の優越を崩されたことによる不機嫌さ」という「気分」に過ぎないのではないか?その「空気」が生まれるに至るメカニズムを読み解き、もう一度自ら本物の「知性」を建て直すための処方箋を提示する、示唆に富んだ一冊!

目次

第1章 ヤンキー的なもの
第2章 大学を考える
第3章 不機嫌な頭脳
第4章 知の中央集権
第5章 なぜ下品になったのか
第6章 「経済」という怪物
最終章 顛覆しちゃいましたね

おすすめコメント

「知性」とは何なのか?「知性」が失墜した淵源と時代の気分を解き明かしながら、新たな知性を立て直すための処方を示す希望の書。

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、77年に小説『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。創作・エッセイと同時に博覧強記の知性をもとに評論家として活躍。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『三島由紀夫とは何者だったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)