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金田一耕助のモノローグ

角川文庫

出版社名 角川書店
出版年月 1993年11月
ISBNコード 978-4-04-130496-9
4-04-130496-2
税込価格 374円
頁数・縦 136P 15cm

商品内容

要旨

昭和二十年四月一日から始まった約三年半にわたる岡山での疎開生活。横溝正史は肥たごをかつぎ、畑を耕しながら、土地の人々との交流を深めた。彼は日本の敗戦を予測し、もし戦争協力を求められたら一家心中も辞さず、と常に青酸加里を携帯していた。玉音放送を聞いた時、彼は快哉を叫んだ。正史の猛烈な創作がこの時から始まる…。「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「八つ墓村」「獄門島」等、数々の名作が生まれた背景を、横溝正史が自ら綴った想い出の記。

目次

疎開三年六カ月―楽しかりし桜の日々
義姉光枝の奨めで疎開を決意すること―途中姉富重の栄耀栄華の跡を偲ぶこと
桜部落で松根運びを手伝うこと―ササゲを雉子に食われて泣き笑いのこと
敗戦で青酸加里と手が切れること―探偵小説のトリックの鬼になること
田舎太平記―続楽しかりし桜の日々
兎の雑煮で終戦後の正月を寿ぐこと―頼まれもせぬ原稿七十六枚を書くこと
城昌幸君の手紙で俄然ハリキルこと―いろんな思惑が絡み思い悩むこと
探偵小説を二本平行に書くということ―鬼と化して田圃の畦道を彷徨すること
農村交友録―続々楽しかりし桜の日々
アガサ・クリスティに刺激されること―公職追放令に恐れおののくこと
澎湃として興る農村芝居のこと―昌あちゃんのお婿さんのこと
「本陣」と「蝶々」映画化のこと―桜部落のヒューマニズムのこと
伜亮一早稲田大学へ入学のこと―八月一日に東京入りを覘うこと