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うつぼ舟 4

世阿弥の恋

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-04-621194-1
4-04-621194-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 276P 20cm
シリーズ名 うつぼ舟

商品内容

要旨

哲学者・梅原猛が、世阿弥の恋の能で、「日本中世の闇」を解き明かす。世阿弥は能で何を語ったか。作品に秘められたその心に入る。

目次

1 恋(「井筒」その1―中世注釈書の世界
「井筒」その2―水鏡の女 ほか)
2 狂(「丹後物狂」―男物狂いと世阿弥
「花月」―鴬飼うこと ほか)
3 闇(「蝉丸」―三つの悲劇
「景清」―父娘対面と幻の「武勇譚」 ほか)
4 老(「山姥」―霊の女から畏怖する自然へ
「関寺小町」―“狂”が走る ほか)

出版社
商品紹介

世阿弥の代表的な「恋」の謡曲17曲から、世阿弥の思想と、心の世界を明らかにする。世阿弥の人生と作品をオーバーラップさせることにより、世阿弥の心の変遷と、室町時代の文化的背景が明らかになる。

著者紹介

梅原 猛 (ウメハラ タケシ)  
哲学者。大正14年(1925)、宮城県に生まれる。哲学から仏教の研究に入り、その後、縄文・アイヌを研究。「梅原日本学」を確立。現在、「梅原学」確立のため、中世の文学・宗教としての「能」の研究に入る。国際日本文化研究センター初代所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)