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東と西 横光利一の旅愁

出版社名 講談社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-06-217828-0
4-06-217828-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 356P 20cm

商品内容

要旨

横光利一は昭和十一年、半年かけてヨーロッパを旅した。その経験をもとに、『旅愁』を書きはじめる。優柔不断な男と大胆な女が集ってはすれ違う小説は、西洋文明になじみ得ぬ横光の精神の現れであった。連載は戦時中もつづき、横光は戦前の欧州に滞在した人々の「サロン」的社交を描き続けた。

目次

「欧亜連絡」
洋上の俳句
「文化防衛」は可能か?
「フィクションを生活するのだ」
『旅愁』の登場人物
日本女性は美しいか
カフェをめぐる「生活」
パリの新世代日本人
俳句と「チロル」
矢代の逡巡〔ほか〕

出版社
商品紹介

代表作『旅愁』を通し横光の精神の軌跡を辿る。日本人の思想と行動原理をライフワークとして掘り下げてきた著者。

おすすめコメント

代表作『旅愁』を通し横光の精神の軌跡を辿る。日本人の思想と行動原理をライフワークとして掘り下げてきた著者注目の最新刊。

著者紹介

関川 夏央 (セキカワ ナツオ)  
1949年新潟県生まれ。神戸女学院大学特別客員教授。1985年『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞、1998年『「坊っちゃん」の時代』(共著)で手塚治虫文化賞、2001年『二葉亭四迷の明治四十一年』など明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により司馬遼太郎賞、2003年『昭和が明るかった頃』で講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)