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江戸幕府崩壊 孝明天皇と「一会桑」

講談社学術文庫 2221

出版社名 講談社
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-06-292221-0
4-06-292221-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

薩摩、長州を中心とする反幕府勢力が、武力で倒幕を果たしたという「常識」は本当か。第二次長州戦争は、なぜ幕府の敗北に終わったのか。王政復古というクーデタ方式が採られた理由とは。強烈な攘夷意思をもつ孝明天皇、京都の朝廷を支配した一橋慶喜、会津藩の松平容保、桑名藩の松平定敬。敗者の側から、江戸幕府体制がいかに、そしてなぜ崩壊したかを描き出す。

目次

幕末政治史の常識について
幕末維新史研究の過去と現在
孝明天皇の登場
朝幕関係の悪化と孝明天皇の朝廷掌握
江戸幕府と孝明天皇の対立
井伊直弼暗殺後の政局と孝明天皇
一会桑の登場と孝明天皇
一会桑の朝廷掌握と孝明天皇
第二次長州戦争の強行と反発
一会桑による朝廷支配の崩壊
十五代将軍の誕生と大政奉還
王政復古クーデタ
鳥羽伏見戦争と倒幕の達成

著者紹介

家近 良樹 (イエチカ ヨシキ)  
1950年大分県生まれ。同志社大学大学院博士課程満期退学。文学博士(史学、中央大学)。現在、大阪経済大学教授。専攻は幕末維新史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)