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「世界」とはいやなものである 東アジア現代史の旅

集英社文庫 せ3−4

出版社名 集英社
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-08-746092-6
4-08-746092-4
税込価格 681円
頁数・縦 317P 16cm

商品内容

要旨

東アジアは日本をより深く知るための反射板になる―。韓国、北朝鮮、極東ロシア、ベトナム、そして巨大で多様な中国。職業的観察者たる著者が歩き、見つめた二十世紀末から二十一世紀にかけての東アジアの大地。そこに息づく社会と人々、そして積み重なる歴史。冷戦は終結し、ソ連は消滅し、9・11があり、いまも世界は変わり続けている。明晰な視点でわれらの時代を語る、傑作紀行文集。

目次

1 清潔な退廃―二十一世紀的世界と日本(「世界」とはいやなものである
二十一世紀はいつはじまったか ほか)
2 中華世界周辺紀行(珠江遡行
内モンゴル大草原の牧民たち ほか)
3 コリア的現実(日本からの冷えた風
在日コリアンと日本の「責任」 ほか)
4 カルト国家をめぐって―北朝鮮という病(信仰する阿Qたち
毛沢東になりたかった金日成 ほか)

出版社・メーカーコメント

アジア現代史の現場を描く、傑作紀行文。職業的観察旅行者・関川夏央が歩いた20世紀から21世紀にかけての激動の極東地域。暗黒の北朝鮮、融解するソ連・ロシア、そして巨大な中国。明晰な分析力で読み解く、アジア現代史の紀行文集。

著者紹介

関川 夏央 (セキカワ ナツオ)  
1949年新潟県生まれ。上智大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)