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沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史 上

集英社文庫 さ48−1

出版社名 集英社
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-08-746725-3
4-08-746725-2
税込価格 1,100円
頁数・縦 494P 16cm
シリーズ名 沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史

商品内容

要旨

戦後日本は、沖縄を米国へ人身御供として差し出すことで、復興と繁栄を手に入れた。沖縄に米軍基地の大半を押しつけて経済発展を享受する構図は、東京のために福島に原発を作ることと何ら変らわない。天皇、米軍、沖縄県警、ヤクザ、怪人、財界人、奄美人など…戦後の沖縄を作り上げた人々の、本土では知られざる「小文字」の物語を丹念にたどり、現代日本そのものを逆照射したベストセラー。

目次

1 天皇・米軍・沖縄県警(「お約束」の島から「物語」の島へ
歴史に翻弄された沖縄県警
スパイ蠢く島 ほか)
2 沖縄アンダーグラウンド(花街・映画・沖縄空手
沖縄ヤクザのルーツ“戦果アギヤー”
山口組の影 ほか)
3 沖縄の怪人・猛女・パワーエリート(その1)(弾圧・拷問・右翼テロ
第三の新聞・沖縄時報顛末記
沖縄を通り過ぎた男たち ほか)

出版社・メーカーコメント

沖縄には、日本の戦後のすべてがある 太平洋戦争、今なお日米の狭間で翻弄される沖縄。だがそんな中、たくましく今日の沖縄を築いた人々がいる。密貿易、軍用地主のドンなど、知られざる姿に光を当てるノンフィクション。

著者紹介

佐野 眞一 (サノ シンイチ)  
1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。97年、『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で、第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)