夏目さんちの黒いネコ
やむを得ず早起き 2
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2013年10月 |
ISBNコード |
978-4-09-379850-1
(4-09-379850-8) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 237P 19cm |
商品内容
要旨 |
未来に「期待」しない。それでいて昔を「回想」することもできない。―それじゃネコとおなじじゃないか。ネコ化する人が、ネコ化にあらがう人に贈る「現在形」物語。続・片頬で笑うコラム45。 |
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目次 |
1(文壇バーが盛況だった頃 |
出版社 商品紹介 |
未来に期待しない。それでいて昔を回想もできない。年をとると頭の中の文法から未来形が欠落、過去形はあいまい――それじゃ猫と同じじゃないか。ネコ化する人が、ネコ化に抗う人に贈る「現在形」物語コラム45本。 |
出版社・メーカーコメント
ネコ化する作家が贈る「現在形」物語コラム 未来に「期待」しない。それでいて昔を「回想」もできない。年をとると頭の中の文法から未来形が欠落、過去形はあいまい――それじゃ猫と同じじゃないか! 本書は、「半分ネコになりつつある」と自らを語る作家・関川夏央氏が、ネコ化に抗う人に贈る「現在形」物語コラムである。〈辛気臭い座業の作家たちが、夕方になると銀座のバーにつどったのは、酒場が同僚たちがいて、ホステスというきれいなOLがいる会社のように思われたからである。彼らは「通勤」したかったのである〉 〈毛沢東がもとめたのは政治ではなかった。革命と戦争だった。あるいは波乱の継続、卑小にいえば「政局」にすぎなかった。その意味で小沢一郎は毛沢東のミニチュアだと思う〉 〈かつて男たちは、風格ある老人になりたがった。今は、ひたすら若く見せるために狂奔している〉 〈私など商売柄、どこに住もうが構わないわけだが、イヌのようにベロを出して息をしていても、やっぱり東京にいる。私たちの仕事は浮き世とともにある。安コーヒー屋の喧騒は考えをまとめるのによい。結局東京が好きなのだ〉 ――週刊ポストの大好評連載「やむを得ず早起き」、待望の書籍化第二弾。