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十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争

出版社名 小学館
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-09-389754-9
4-09-389754-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

優れた国際報道の貢献者に贈られるボーン・上田賞を2011年に受賞した気鋭の朝日新聞記者が、謀略蠢く中国共産党の最深部に分け入り、習近平国家主席の「果てなき生存闘争」を活写する。北京、上海、大連、重慶、ワシントン、ロサンゼルス、ボストン、東京…ひたすら「現場」を歩き、米中当局者50人以上の「証言」に裏付けされた唯一無二の国際ノンフィクション―。

目次

第1章 愛人たちが暮らす村
第2章 習近平の一人娘を探せ
第3章 紅く染まった星条旗
第4章 ドキュメント新皇帝誕生
第5章 反日狂騒曲
第6章 不死身の男
第7章 サラブレッドの悲劇
第8章 クーデター
第9章 紅二代

出版社
商品紹介

習近平の一人娘が米国で暮らしている――著者は、そんな極秘情報を聞きつけ、彼女と世界メディア初接触を果たす。このルポを突破口に、国外に資産を移さざるをえない中国共産党幹部の生態や現在共産党の病理に迫る。

おすすめコメント

習近平の一人娘に世界初直撃! 現代の中国皇帝・習近平が政権を発足させて以来、中国共産党には粛清の嵐が吹き荒れている。検挙された共産党員は、25万人超。なぜ習近平は、そこまでして腐敗撲滅に取り組むのか。実は、側近すら信用しない習近平の「不信」と「警戒」は、自らを放逐しようとした最高幹部たちによるクーデター計画の露見から始まっていた――。中国13億人からたった一人に選ばれた中国皇帝、その男が直面する生存闘争は、まさに「死闘」とよぶに相応しい。本書は、優れた国際報道の貢献者に贈られるボーン・上田賞を受賞した朝日新聞記者の徹底的に「現場」にこだわり抜いた取材から、中国共産党の最高機密を次々と明かしていく。例えば――。●習近平の「一人娘」を米国・ハーバード大学の卒業式で世界初直撃 ●ロサンゼルスに存在した中国高官の「愛人村」への潜入 ●側近が次々と逮捕された今際の江沢民が習近平にかけた「命乞い電話」 ●「世界秩序」を決めた米中トップ会談、語られざるその中身 などである。中国共産党が最も恐れるジャーナリストが、足かけ8年にわたって取り組んだ、中国報道の集大成となる衝撃ノンフィクションが、ここに解禁される。【編集担当からのおすすめ情報】 たしかな取材を基にしたスクープノンフィクションであると同時に、著者が中国共産党の監視の目をくぐって、いかに取材対象に近づいていくのかを味わえる一級のエンターテイメントでもあります。中国高官の「二号さん」が暮らす「愛人村」に潜入する際の臨場感を”仮想体験”してみてください。

著者紹介

峯村 健司 (ミネムラ ケンジ)  
朝日新聞国際報道部機動特派員。1974年長野県生まれ。97年朝日新聞社入社。大津、広島両支局、大阪本社社会部を経て、2005年から中国人民大学に留学。07年に中国総局員に。習近平体制誕生の内幕を最前線で取材。11年には、優れた報道で国際理解に貢献したジャーナリストに贈られるボーン・上田記念国際記者賞を受賞。13年6月からハーバード大学フェアバンクセンター中国研究所客員研究員。14年8月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)