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不連続殺人事件

新潮文庫 さ−2−3

出版社名 新潮社
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-10-102403-5
4-10-102403-0
税込価格 572円
頁数・縦 410P 16cm

商品内容

要旨

探偵小説を愛し、戦争中は仲間と犯人当てゲームに興じた安吾。本作は著者初の本格探偵小説にして、日本ミステリ史に輝く名作である。その独創的なトリックは、江戸川乱歩ら専門作家をも驚嘆せしめた。山奥の洋館で起こる殺人事件。乱倫と狂態の中に残された「心理の足跡」を見抜き、あなたは犯人を推理できるか?自らの原稿料を賭けた「読者への挑戦状」を網羅。感涙の短篇「アンゴウ」特別収録。

著者紹介

坂口 安吾 (サカグチ アンゴ)  
1906‐1955。新潟市生れ。1919(大正8)年県立新潟中学校に入学。’22年、東京の私立豊山中学校に編入。’26年東洋大学文学部印度哲学倫理学科に入学。アテネ・フランセに通い、ヴォルテールなどを愛読。’30(昭和5)年同校卒業後、同人誌「言葉」を創刊。’31年に「青い馬」に発表した短編「風博士」が牧野信一に激賞され、新進作家として認められる。戦後、『堕落論』『白痴』などで新文学の旗手として脚光を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)