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パルテノン・スキャンダル 大英博物館の「略奪美術品」

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-10-603540-1
4-10-603540-5
税込価格 1,210円
頁数・縦 203P 20cm

商品内容

要旨

大英博物館の所蔵品の中でも、最も壮大で閲覧者も多いパルテノン・ギャラリー。その展示品は、アクロポリスにある大神殿をかつて装飾していた大理石彫刻である。トルコ支配下のアテネで、英国大使エルギンによってパルテノン神殿から剥ぎ取られて以降、ナポレオン率いるフランスとの争奪戦を経て、ギリシャ返還運動までの二百年を描く美術ノンフィクション。

目次

序章 大英博物館をめぐる文化財返還危機
第1章 エルギン大使誕生
第2章 イギリスの美意識を変えるプロジェクト
第3章 勅令の威力
第4章 非情な蛮行
第5章 ナポレオンの囚われ人
第6章 エルギン・マーブル売却へ
第7章 メリナ・メルクーリの闘い
第8章 返還問題と洗浄スキャンダル
第9章 オリンピックとガラス張りのパルテノン

出版社
商品紹介

ギリシャ彫刻の傑作「エルギン・マーブル」は誰のものか。トルコ支配下のアテネで剥ぎ取られて以来、英仏の争奪戦、返還運動など流転の200年を描く。

著者紹介

朽木 ゆり子 (クチキ ユリコ)  
東京生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。同大学院行政学修士課程修了。コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。87年から92年まで日本版エスクァイア誌副編集長。94年よりニューヨークに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)