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世紀のラブレター

新潮新書 272

出版社名 新潮社
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-10-610272-1
4-10-610272-2
税込価格 748円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

甘える裕次郎、渇望する鳩山一郎、死を目前に想いを託した特攻兵や名将たち。平民宰相は妻の不貞をかこち、関東軍参謀はその名を連呼した。「なぜこんなにいい女体なのですか」と迫る茂吉、「覚悟していらっしゃいまし」と凄んだ美貌の歌人。ゆかしき皇族の相聞歌から、来世の邂逅を願う伴侶の悲哀まで―明治から平成の百年、近現代史を彩った男女の類まれな、あられもない恋文の力をたどる異色ノンフィクション。

目次

第1章 「しめ殺す程抱きしめたい」―青春の恋
第2章 「あなたの懐ろに飛びこみたい」―今生の別れ
第3章 「なぜこんなにいい女体なのですか」―作家の口説き文句
第4章 「モチロンアイシテル!」―夫婦の絆
第5章 「幼な日よりのわが夢かなふ」―皇室の相聞歌
第6章 「こんな怖ろしい女、もういや、いやですか」―女たちのドラマ
第7章 「来世も一緒に暮らしましょ」―天国のあなたへ

著者紹介

梯 久美子 (カケハシ クミコ)  
1961(昭和36)年熊本県生まれ。北海道大学文学部卒。雑誌『AERA』の「現代の肖像」欄をはじめ、インタビュー、人物ルポルタージュを中心に記事を発表。2006年に初の単行本『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)