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デモクラシーの宿命 歴史に何を学ぶのか

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-12-005202-6
4-12-005202-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 315P 20cm

商品内容

要旨

デモクラシーの成熟が自由と平等を危うくしている。必然の困難を越えていくために何が必要か。現代日本への視座。文明から野蛮へ―

目次

第1部 デモクラシーと市場の選択(高齢社会のデモクラシー
ナショナリズムと経済政策
メディアの役割と読者の責任)
第2部 教育と学問が向かうところ―高等教育を中心に(社会研究における人文知の役割
大学の理念とシステム
「大学改革」をめぐって)
第3部 文明から野蛮へ?(歴史に学ぶとは
格差と分断
文明から野蛮へ)

おすすめコメント

今の社会に言論・思想の自由を徹底できる気概はあるか。共存の意志を掲げ続ける精神はあるか。デモクラシーの在り方を問い直す試み。

著者紹介

猪木 武徳 (イノキ タケノリ)  
1945年、滋賀県に生まれる。68年、京都大学経済学部卒業。74年、マサチューセッツ工科大学Ph.D。大阪大学経済学部長、国際日本文化研究センター所長、青山学院大学大学院特任教授などを歴任。大阪大学名誉教授。専攻は労働経済学、経済思想、現代経済史。著書に『経済思想』(岩波書店、日経・経済図書文化賞・サントリー学芸賞)、『自由と秩序』(中公文庫、読売・吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)