• 本

書物の運命

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-16-368060-6
4-16-368060-8
税込価格 2,096円
頁数・縦 310P 20cm

商品内容

文学賞情報

2007年 第5回 毎日書評賞(2012年11回で終了。毎日出版文化賞書評賞へ)受賞

要旨

時を経て残る書物とは何か。イスラームと西洋、そして日本―書物の中に時代の「相」を見出す気鋭の中東研究者による初の書評・文化論。

目次

1 古典と現代(いつも本だけがあった
『ルバイヤート』と書物の運命
岡倉天心『茶の本』と東洋のかたち ほか)
2 エジプトで考えたこと(「さかさまの世界」から
職業的故郷喪失者
エジプトで考えたこと ほか)
3 書評2001‐2005(職業としての読書
ヨセフ・ボダンスキー『ビンラディン―アメリカに宣戦布告した男』
イスラエル―パレスチナの迷路を読み解く ほか)

おすすめコメント

岡倉天心、勝海舟、J・S・ミルから最新のイスラーム事情まで、気鋭の中東専門家が綴るきわめて刺激的な書評エッセイ集。恐るべし!

著者紹介

池内 恵 (イケウチ サトシ)  
1973年、東京生まれ。1996年、東京大学文学部イスラム学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。アジア経済研究所研究員を経て、2004年4月より国際日本文化研究センター助教授。専攻はイスラーム政治思想史、中東地域研究。著書に『現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義』(講談社現代新書、2002年、大佛次郎論壇賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)