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歴史人口学で見た日本

文春新書 200

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年10月
ISBNコード 978-4-16-660200-1
4-16-660200-4
税込価格 748円
頁数・縦 204P 18cm
シリーズ名 歴史人口学で見た日本

商品内容

要旨

コンピューターを駆使してこれまで打ち捨てられてきた「宗門改帳」などの人口史料を分析し、人口の観点から歴史を見直そうとするのが歴史人口学。その第一人者である著者の精緻な研究から、近世庶民の家族の姿・暮しぶりがくっきり浮かび上がってきた。例えば、江戸時代の美濃のある村では結婚数年での離婚が多く、出稼ぎから戻らない人も結構いた、十七世紀の諏訪では核家族が増えて人口爆発が起こった、などなど。知られざる刮目の近世像である。

目次

第1章 歴史人口学との出会い
第2章 「宗門改帳」という宝庫
第3章 遠眼鏡で見た近世―マクロ史料からのアプローチ
第4章 虫眼鏡で見た近世―ミクロ史料からのアプローチ
第5章 明治以降の「人口」を読む
第6章 歴史人口学の「今」と「これから」

出版社
商品紹介

都市は出稼ぎを集めては殺す蟻地獄だった、小作の娘ほど晩婚だった等、新しい学問が明らかにした近世庶民の生まれてから死ぬまで。

著者紹介

速水 融 (ハヤミ アキラ)  
1929年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。経済学博士。日本常民文化研究所研究員、慶応義塾大学教授、国際日本文化研究センター教授を経て、現在、麗沢大学教授。専攻は日本経済史、歴史人口学。2000年、文化功労者に顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)