• 本

落語名人会夢の勢揃い

文春新書 471

出版社名 文藝春秋
出版年月 2005年10月
ISBNコード 978-4-16-660471-5
4-16-660471-6
税込価格 792円
頁数・縦 234P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 志ん朝師匠、大好きでした!

    小さい頃、祖父と一緒に布団の中で聞いたラジオから流れてくる落語。演目も噺家さんの名前も知らず、「ただ面白いなァ〜、おかしいなァ〜」と耳をそばだてていた頃の記憶が甦ってきました。名ドラマ「タイガー&ドラゴン」で落語に興味を持った方もいるかと思いますが、こちらは1950年代から落語界の大きな流れを体験した著者が語る゛落語の仕事人゛経験談。ハプニングが起きてもそれを噺に加えて見事に進む小さん、熱帯魚を買う時の金馬のしゃれた一言にクスリと笑い、圓生とのレコード作りの苦労話に唸って下さい。志ん朝・小三治・文珍と、後半は若い方にお馴染みの名前も出て来ます。さあ、読んだら迷わず寄席へ!

    (2005年10月27日)

商品内容

要旨

落語レコードの名プロデューサーは神田明神のそばに生まれ、寄席通いに明れ暮れた。記憶に残る名人たちの高座姿から楽屋で垣間見た素顔まで、共に歩んだ落語の半世紀を語る。

目次

1 回想の落語全盛期(黒門町―桂文楽の家
神田の寄席・立花
身近な歴史・五代目柳亭左楽 ほか)
2 名人芸を残す(『おはなはん』と落語家
黒門町の消灯
落語レコードの模索 ほか)
3 さまざまな落語を求めて(志ん朝がいる
志ん朝にその気はない
レコードはまだまだ ほか)

著者紹介

京須 偕充 (キョウス トモミツ)  
1942年東京・神田生まれ。慶應義塾大学卒業。ソニー・ミュージック(旧称CBS・ソニー)プロデューサーとして、レコード、CDの録音制作を行う。六代目三遊亭圓生の『圓生百席』をはじめ、古今亭志ん朝、柳家小三治、桂文珍の集大成録音など総制作タイトルは250に達し、朝日名人会などの落語公演もプロデュースする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)