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看取り先生の遺言 2000人以上を看取った、がん専門医の「往生伝」

文春文庫 お28−5

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-16-790538-5
4-16-790538-8
税込価格 781円
頁数・縦 316P 16cm

商品内容

要旨

治療が医師の使命。が、治らない患者はどうするのか。宮城県で緩和ケア医院をたちあげ、末期がん患者の訪問看護に注力した医師がいた。自宅療養しながら「お迎え」を体験し、安らかに逝く人々。病人とあの世を繋ぐ「臨床宗教師」育成の必要を医師は確信しつつ自らもがんで逝く。魂ふるえる医療現場からの提言。

目次

第1章 余命十カ月
第2章 抗がん剤は薬ではない
第3章 治らないがん患者のための医師に
第4章 家で死を迎えるということ
第5章 「お迎え」は死への道しるべ
第6章 大きな命の中の存在
第7章 死への準備
カール・ベッカー教授との対談 「日本人の魂はどこにいくのか」

おすすめコメント

この国の「看取る文化」を甦らせるために 病気を治すことと同じく或いはそれ以上に大切な、人が安らかに逝くこと。「臨床宗教師」の必要性を唱えて死んだ医師、渾身の遺言。

著者紹介

奥野 修司 (オクノ シュウジ)  
1948年大阪府生まれ。立命館大学卒業。78年から南米で日系移民調査。帰国後、フリー・ジャーナリストとして活動。『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で講談社ノンフィクション賞(2005年)、大宅壮一ノンフィクション賞(2006年)をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)