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ハピネス

光文社文庫 き21−1

出版社名 光文社
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-334-77234-5
4-334-77234-X
税込価格 792円
頁数・縦 450P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 桐野先生今回もGOODです!

    桐野ファンの期待を裏切ってしまうような割と身近にある出来事が題材になっています。読み終えた後桐野作品には珍しく爽快感があったような?言わずと知れた地元直木賞作家ですが次の作品を待ちきれないのは私だけではない、桐野夏生の文才の魅力に取りつかれてしまう1冊です。

    (2016年2月24日)

商品内容

要旨

高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、そして誰にも明かせない彼女自身の過去。軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。人気女性誌「VERY」連載時から話題沸騰の衝撃作!

おすすめコメント

ママカーストの世界や、人間の暗部をまざまざと鋭い筆致で描き出す。「VERY」連載時から話題騒然の作品、ついに文庫化!

著者紹介

桐野 夏生 (キリノ ナツオ)  
1951年金沢市生まれ。’93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、’98年『OUT』で日本推理作家協会賞、2004年同作英訳版が日本人初のエドガー賞候補となる。1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、’04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、’05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、’08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、’09年『女神記』で紫式部文学賞、’10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、’11年同作で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)