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新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか

祥伝社新書 416

出版社名 祥伝社
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-396-11416-9
4-396-11416-8
税込価格 858円
頁数・縦 167P 18cm

商品内容

要旨

日本の新聞は、戦前から正確な報道を放棄してきた。「あおり」と「やらせ」は、なぜ生じたのか?報道が歪められる、日本独自の理由に迫る!

目次

第1章 「朝日新聞」は、どこで間違えたのか?(欠点を指摘しても動かない、『朝日新聞』が「ものスゴイ」と言える事実
これからも、約六〇〇万部以上は確実に売れる
なぜ不祥事を起こしても、売り上げがダウンしないのか ほか)
第2章 戦前のほうが酷かった“やらせ”の体質(新聞は被害者などではない
日比谷公会堂とともに失われた、ジャーナリズムの良心
新聞が日本を「世界大戦」へ追い込んだ ほか)
第3章 “言霊”に縛られる限り、何も変わらない(良くも悪くも、日本は言霊の国である
言霊の国では、情報は歪んでいく
新聞は戦争をすればするほど儲かった―号外競争 ほか)

出版社・メーカーコメント

新聞が本当のことを書かない本当の理由! 日本の新聞は、戦前から正確な報道を放棄してきた。「あおり」と「やらせ」は、なぜ生じたのか? 報道が歪(ゆが)められる、日本独自の理由に迫る! ●日本新聞史上「最低最悪」の記事 ●「国民はダマしてよい」という愚かなエリート心理 ●新聞は被害者などではない ●新聞が日本を「世界大戦」へ追い込んだ ●飛行機を介した、軍と新聞の密接な関係 ●日本の新聞は、国民に正しい情報を伝えたことがない ●良くも悪くも、日本は言霊(ことだま)の国である ●言葉を変えれば現実も変わる ●日本の新聞は傲慢なアジテーター… (本書の内容から) ■新聞がダメなのか? 日本人が悪いのか? 悪い事態を思い浮かべると、それが現実になる。「事故が起こる」と言えば、実際に起こる。だから嫌なことは口にしないし、考えもしない。これがわれわれを縛りつけてきた「言霊(ことだま)」であり、今もって日本人はその支配下にある。とりわけ報道機関は──。新聞はなぜウソをつくのか。この重大な疑問を考えつづけた著者は、真実を伝えられないのは「言霊」の呪縛ゆえだと看破(かんぱ)した。新聞は読者あってのことである以上、読者である国民が「言霊」信者である限り、正解で冷静な報道など出来ようはずがない! 報道の陥穽(かんせい)を衝(つ)く、スリリングな文化論!

著者紹介

井沢 元彦 (イザワ モトヒコ)  
1954年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社、報道局に勤務する。80年『猿丸幻視行』で江戸川乱歩賞受賞。以後、歴史推理小説の分野で活躍する一方、日本と日本人についての評論活動を精力的に展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)