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見えないものとの対話 喪われた時間を呼び戻すための18章

出版社名 大和書房
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-479-39342-9
4-479-39342-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 271P 19cm

商品内容

目次

「何の役にも立たない」何か―まえがきにかえて
孤独なイナゴ
われわれが生きている場所
町に鉄の匂いがした時代、あるいは犬の系図
「まる」のいた風景
寺町の情景
同じ過ち
鳥の囀り、クジラの嘆き、死者たちの呟き―あるいは藤井貞和の詩
汗が塩になるまで
それでもおれたちは生きていく
失われた風景
谷川俊太郎と安東次男―あるいは夏と冬の光景
老いらくの探偵が見つけたもの
魂の居場所
古い写真が出てきた
「共和的貧しさ」について
スモールワールド
光る切符
偶然の旅行者

出版社・メーカーコメント

本書は、前作『言葉が鍛えられる場所』の続編であり、これまでわたしが書いてきた本の中でも、特に愛着のある一冊になりました。というのは、いかなる制約もなしに、大好きな詩人たちのヴォイスを聴きながら、書きたいことだけを自由に書くことができたからです。その静謐なヴォイスの向こう側に、見たこともないような風景が立ち上がってくるのを目撃するという体験を読者と共有できれば、これ以上の喜びはありません。

著者紹介

平川 克美 (ヒラカワ カツミ)  
1950年東京生まれ。隣町珈琲店主。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳会社を設立、1999年にはシリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)