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生きているとはどういうことか

筑摩選書 0081

出版社名 筑摩書房
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-480-01589-1
4-480-01589-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

あるものが生物か無生物か、私たちは直感的にわかる。ところが「生物とは何か」を定義しようとすると、きわめて難しいことに気づく。生物には、物理化学法則とは別の「生きもののルール」があるからだ。それはどういうものか。本書は、生物の起源、発生、進化、免疫、性、老化と死といった生命現象から、「生物とは何か」を解く試みである。生きものとは、ものすごくしたたかで案外いい加減である。それがわかるとき、きっと世界が違って見える(はずだ)。

目次

第1章 生きものというシステム
第2章 生命のふるまい
第3章 生命はいつ誕生したのか
第4章 多様化する生命
第5章 進化に目的はない
第6章 作動しつつ変容する免疫システム
第7章 性の様式はさまざま
第8章 老・病・死という運命
第9章 生きているとはどういうことか

著者紹介

池田 清彦 (イケダ キヨヒコ)  
1947年東京都生まれ。東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。山梨大学教授などを経て、早稲田大学国際教養学部教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたり評論・言論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)