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宮台式人類学 前提を遡る思考

ちくま新書 1906

出版社名 筑摩書房
出版年月 2026年3月
ISBNコード 978-4-480-07735-6
4-480-07735-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 494P 18cm

商品内容

要旨

19世紀に誕生し、デュルケム、ヴェーバー、ジンメルという3人の天才によって基礎が作られた社会学。それより少し後に誕生した人類学。両者は多くの理論を共通して持ち、互いに参照する形で発展していった。しかし、人類学が「存在論的転回」を成し遂げる一方で、「前提の前提を問う思考=生態学的思考」を失った社会学は頽落していく。人類学者・奥野克巳を相手に、人類学に接近しつつある宮台思想の全貌が縦横無尽に語られる。社会学が失った思考を問い直す一冊。

目次

序論
1 「等根源」であった社会学と人類学(社会学と人類学のオリジネータたちの時代
交差する社会学と人類学
アメリカ社会学が忘却した「前提」への問い
原的贈与を忘失した近代ヨーロッパ)
2 生態学的思考へ回帰する人類学的存在論(宮台思想の前提にある人類学的視座
前提を探る思考から宮台式存在論へ
認識論を超えて前提を問う存在論的思考)
3 人類史の根本まで遡ると見えてくる〈世界〉(社会の誕生から劣化まで
法生活の開始と没人格化の進行
古代ギリシア思考でとらえる社会と自然
これからの平等と自由を考える)

出版社・メーカーコメント

かつて社会学と人類学は「等根源」の学問的土壌を持っていたはずだった。異端の社会学者が気鋭の人類学者を相手に、人類学に接近しつつある思想の全貌を語る。

著者紹介

宮台 真司 (ミヤダイ シンジ)  
1959年宮城県生まれ。社会学者。東京都立大学元教授。東京大学文学部卒(社会学専攻)。同大学院社会学研究科博士課程満期退学。1990年、数理社会学の著作『権力の予期理論』で社会学博士学位取得。権力論・国家論・宗教論・性愛論・犯罪論・教育論・外交論・文化論で論壇を牽引する
奥野 克巳 (オクノ カツミ)  
1962年滋賀県生まれ。人類学者。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。2006年より、ボルネオ島の狩猟民プナンのフィールドワークを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)