• 本

対論脳と生命

ちくま学芸文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 2003年2月
ISBNコード 978-4-480-08745-4
4-480-08745-1
税込価格 990円
頁数・縦 286P 15cm

商品内容

要旨

とめどなく科学技術が発達していく現代社会において、人間の「生」と「死」が持つ意味とは何なのか?快適さを追求してきたはずの都市のなかに、人間はみずから囲い込まれてしまったのではないか?そこで、はたして、人間はほんとうに幸福になったのか?日本人の死生観から、医療、宗教、超能力、教育問題、ヒューマニズムの本質まで。オウム事件直前の1994年末、脳科学者と生命哲学者が、生命と科学、そして人間社会の未来について、くまなく踏み込んでいく白熱の対論。

目次

第1章 自然な死はどこにあるのか(死との出会い
自己の延長としての死体 ほか)
第2章 死をめぐる「意味」の問題(体外離脱と臨死体験
超常現象は脳内現象か ほか)
第3章 ヒューマニズムの陥穽(快と不快
ヒューマニズムとは何か ほか)
第4章 システムの超克と人類の未来(宣長における公と私
医学と宗教 ほか)

おすすめコメント

科学で生命はとらえられるか?科学技術が発達した社会における死生観。そして、宗教、教育、ヒューマニズム・・・。

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年、神奈川県生まれ。現在、東京大学名誉教授、北里大学基礎教育センター教授
森岡 正博 (モリオカ マサヒロ)  
1958年、高知県生まれ。現在、大阪府立大学総合科学部教授。哲学・生命学・科学論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)