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シェイクスピア・カーニヴァル

ちくま学芸文庫 コ46−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-480-09783-5
4-480-09783-X
税込価格 1,430円
頁数・縦 351P 15cm

商品内容

要旨

ヤン・コットは名著『シェイクスピアはわれらの同時代人』で、それまでの研究とは一線を画すコペルニクス的転換をもたらした。コットの研究はシェイクスピア劇全体を眺め渡して、その底に太く流れる歴史的深層海流とも言うべき「歴史のメカニズム」が登場人物の全行為、あらゆる意図に貫かれていることを明確にあぶり出してみせたのである。また、本書に特筆すべきは、バフチーンのカーニヴァル論が援用されていることで、聖と俗、嘲笑と歓喜、死と再生等に注目することによってシェイクスピアの豊饒な宇宙がより一層鮮やかに描き出されている。

目次

フォースタス博士のふたつの地獄
ボトム変容
『嵐』、あるいは繰り返し
『アイネーイス』と『嵐』
断想(プロスペロー、あるいは舞台監督
『乱』、あるいは世界の終り
残酷なウェブスター)

おすすめコメント

既存の研究に画期をもたらしたコットが、バフチーンのカーニヴァル理論を援用しシェイクスピア作品に流れる「歴史のメカニズム」を大胆に読み解く。

著者紹介

コット,ヤン (コット,ヤン)   Kott,Jan
1914‐2001年。ポーランド・ワルシャワ生まれ。ワルシャワ大学で法律を学び、卒業後パリに留学し、帰国後ナチ占領下でレジスタンス運動に身を投じる。戦後、演劇評論、文学研究、翻訳家として活躍。ワルシャワ大学教授、アメリカに移住後はイェール大学客員教授等を歴任した
高山 宏 (タカヤマ ヒロシ)  
1947年高知県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。首都大学東京教授、明治大学教授を経て、大妻女子大学教授。17、18世紀の英文学が専門で、美術史、文化史の著作・翻訳が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)