金融不安定化原理 イノベーションの罠と深化の構造分析
出版社名 | 日経BP日本経済新聞出版本部 |
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出版年月 | 2020年6月 |
ISBNコード |
978-4-532-13503-4
(4-532-13503-6) |
税込価格 | 4,950円 |
頁数・縦 | 442P 22cm |
商品内容
要旨 |
本書は、金融システムがはらむ不安定性とモラルハザードを歴史・理論・実態を踏まえて解明する包括的分析の書です。第1部は、金融システムの問題を金融ビジネスの視点から考えるうえで必要な基礎を独自に整理します。そこでは、金融イノベーションを軸に金融機能の歩みを解説。不安定を生み出すメカニズムに迫り、インセンティブ問題についても論じます。第2部は、日本の金融ビジネスとシステムにおける問題、特に、モラルハザード行動を分析します。ベイルアウト(公的資金による救済)、ベイルイン債、毎月分配型投信、新株予約権スキームなどの歪んだ設計を解明します。第3部は、これまでの中央集権型の金融システムから分散型に変革される契機となる仮想通貨あるいは暗号資産、スタートアップファイナンスが提起する問題を展望します。金融現代史とともに歩み、政策、市場、商品を熟知した著者ならではの包括的金融論です。 |
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目次 |
プロローグ 「金融ビジネスから金融システムを見る」 |