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京都御所西一松町物語

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-532-16812-4
4-532-16812-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 274P 20cm

商品内容

要旨

一条通を横切った葵祭の行列、納涼床のはしり“水上レストラン”、清少納言と和泉式部のかかわり、秀吉による寺町の引っ越し、江戸期の公家暮らしや勤王志士の記憶―。一松町に住む東洋史家による、まったくユニークな京都歴史散歩。

目次

まえがきとして 千年をこえる王城の地―京都という不思議なところ
1 京都のどまん中 京都御苑とその周辺―そこは静かなやすらぎの空間
2 御所町とその四周―歩いてゆける麗しのエリア
3 上京御所西・一松町―暮らしのなかの町角
4 葵祭の光と影―『源氏物語』が語る情景
5 次なる京都への助走―実はささやかな「花の御所」
6 過ぎし日の一条小川の記憶―“京外”の祈りと楽しみの場
7 秀吉が開いた近世・京都―豪奢・絢爛たる時代
8 幕末・明治維新と御所西一帯―日本が旋回する時
9 戦争から現在まで―その時代を生きた人たちの証言
10 一松町四季彩菜―番外編

著者紹介

杉山 正明 (スギヤマ マサアキ)  
1952年静岡県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。1995年、『クビライの挑戦』(朝日新聞社)でサントリー学芸賞。モンゴル時代史研究の功績により、2003年に司馬遼太郎賞、2006年に紫綬褒章。『モンゴル帝国と大元ウルス』(京都大学学術出版会)で2007年に日本学士院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)