• 本

人、中年に到る

出版社名 白水社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-560-08093-1
4-560-08093-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 229P 20cm

商品内容

要旨

「読者よ、わたし自身が、わたしの本の題材なのだ」足の速さを競う時期は過ぎた。これからは少しずつ生き方に緩やかさを与え、しだいに無為の方へと身を向けさせるべきなのだ…。新境地を迎えて綴る、四方田版『エセー』。書下ろし。

目次

プロローグ 二人のグレン・グールド
人、中年に到る
職業と労働について
恋愛の終わり
本と娼婦
知識の不幸と知識人について
わたしはなぜ旅に出るか
憎悪と軽蔑について
功名心について
世代について〔ほか〕

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年西宮生まれ。東京大学にて宗教学を、同大学院にて比較文学を専攻する。韓国のコングック大学に客員教授として招かれて以来、コロンビア大学やボローニャ大学などで客員研究員を務め、現在は明治学院大学教授として映画史を講義している。映画を中心に、文学、音楽、アジア論、漫画、料理と、さまざまな文化現象を対象として批評活動を行なう。サントリー学芸賞、桑原武夫学芸賞、伊藤整文学賞、日本エッセイストクラブ賞、講談社エッセイ賞などを受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)