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情報文明の日本モデル TRONが拓く次世代IT戦略

PHP新書 173

出版社名 PHP研究所
出版年月 2001年10月
ISBNコード 978-4-569-61849-4
4-569-61849-9
税込価格 726円
頁数・縦 226P 18cm

商品内容

要旨

世界中の人々がネットワークで瞬時に結ばれる情報文明の新時代。いま日本がなすべきは、ブロードバンドの普及率を他国と競うことでも、経済状況の変化に一喜一憂することでもない。モバイルを強みとする独自のモデルをいかにして確立するか。そして、グローバリズムの波に抗して、いかにして自らイニシアティブをとり、多様なるアジア文化を発信していくか。世界でもっとも使われる組み込みOS・TRONを開発し、今なお意欲的な挑戦を続ける著者が次世代IT社会への戦略を大いに語る。

目次

第1章 「追いつけ、追い越せ」思想からの脱却(リアルな認識の必要性
アメリカ追従思考は時代遅れ ほか)
第2章 時代がTRONに追いついた(TRONとは何か
なぜTRONプロジェクトを始めたのか ほか)
第3章 日本発OS「超漢字」(情報の根幹は「言語」と「文字」
ユニコードのどこが間違っているのか ほか)
第4章 IT革命、次なる展開(IT社会の光と影
まだ残された課題 ほか)
第5章 情報文明の日本モデル

出版社
商品紹介

携帯電話など世界で一番多く使われている組込型OSトロンの開発者が、アメリカ追随思考を脱却し日本独自の技術と文化の発信を提唱。

おすすめコメント

「IT不況」の先を見よ!日本が誇る世界ナンバー1の組み込みOS・TRON。その開発者が語る新たなアイデアとチャンス。

著者紹介

坂村 健 (サカムラ ケン)  
1951年東京生まれ。東京大学大学院情報学環学際情報学府教授。専攻はコンピュータ・アーキテクチャ(電脳建築学)。1984年からTRONプロジェクトのリーダーとして、まったく新しい概念によるコンピュータ体系を構築して世界の注目を集める。現在、TRONは世界で最も使われている組込OSとなっている。さらに、コンピュータを使った電気製品、家具、住宅、ビル、都市、ミュージアムなど広範なデザイン展開を行なっている。1999年からIEEE(米国電気電子学会)のマイクロエレクトロニクスの学会誌である「Micro」のEditor In Chief(編集長)。第33回市村学術賞特別賞、2001年武田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)