• 本

縁あって

PHP文芸文庫 し4−2

出版社名 PHP研究所
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-569-67994-5
4-569-67994-3
税込価格 755円
頁数・縦 314P 15cm

商品内容

要旨

「戦争で日本が何もかも失った時代に、私はじっとしていられなくて、無性に『人間』に会いたくて、無性に『美しいもの』に触れたくて、駆けずり回りました。そして、多くの美に触れ、多くの師や友を得ました」―。優れた審美眼を持ち、当代一の目利きとして多くのファンを持つ著者が、能面や茶碗などの骨董や工芸品、縁あって出会った著名な人々との交流を綴った随筆集。

目次

美を人生の友とし
能面についての感想
景色
信楽・伊賀のやきもの
萩の咲くころ
狂言面 乙
茶碗 天啓赤絵
螺鈿 煙硝入
北大路魯山人作 大鉢・むさし野
絞り 十字文〔ほか〕

著者紹介

白洲 正子 (シラス マサコ)  
1910年、樺山伯爵家の次女として東京に生まれる。幼少の頃から能に親しむ。学習院女子部初等科修了後、14歳で米国留学。直前に女性として初めて能楽堂の舞台に立つ。1928年帰国、翌年白洲次郎と結婚。戦後は青山二郎、小林秀雄らと親交を結び、文学や古美術の世界へ入っていく。『かくれ里』『日本のたくみ』など随筆家として数々の執筆活動を続けた。1998年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)