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「北朝鮮」とは何だったのか 退屈な迷宮

増補版

ワニ文庫

出版社名 ベストセラーズ
出版年月 2003年4月
ISBNコード 978-4-584-39161-7
4-584-39161-0
税込価格 838円
頁数・縦 447P 15cm

商品内容

要旨

北東アジアの火薬庫として予断を許さない北朝鮮。首都平壌が秘めるシンメトリーな風景の意図。いかなる生産にも寄与しない巨大建造物の乱立。歴史を捏造して進められる金日成、金正日の神格化。一九八七年以来、3回にわたって入国した著者が、「常識人」の眼と耳でとらえた迷宮の危険な真実!いま何が起ころうとしているのか?北朝鮮問題の核心を、圧倒的な情報と精緻な論証でつづった必読のノンフィクション。

目次

朝鮮半島は日本の「戦後」時代を映す鏡である
北朝鮮マジカル・パッケージ・ツアー
日本「常識人」の北朝鮮観光
ソウル五輪が残したもの
「普通の人が生きていた」―ある韓国人作家の北朝鮮報告
一九八九年の朝鮮半島
中朝国境から見る風景
ルーマニアと北朝鮮
「意外な展開」の九月―日朝会談の実情
賑わう神々
退屈な迷宮
民族主義と言う軛

著者紹介

関川 夏央 (セキカワ ナツオ)  
1949年新潟県生れ、上智大学外国語学部中退。85年『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞。『「坊っちゃん」の時代』(双葉社)で手塚治虫文化賞。2001年、業績に対して司馬遼太郎賞。早稲田大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)