• 本

言語美学

出版社名 みすず書房
出版年月 1986年11月
ISBNコード 978-4-622-01980-0
4-622-01980-9
税込価格 4,950円
頁数・縦 341P 22cm

商品内容

要旨

フォスラーは、人間のすぐれて精神的な活動である〈ことば〉を〈もの〉のように扱う実証主義者に、クローチェの美学をもって対決し、音・形態・統辞のあらゆるレベルに美的創造のはたらきを認めた。〈いかに微弱な人間の心にも、なおかつ独自の自由な言語の神のひらめきがある〉とは、彼の言語学的思索のライトモティーフである。かくして、彼の《言語美学》により、言語研究は文体論へと還元され、言語史は表現の歴史として文化史の一部門となった。

目次

第1部 言語学における実証論と観念論(方法論的実証論と形而上学的実証論
言語学の実証論的区分
実証論的体系の解体
言語学の観念論的体系)
第2部 創造と発達としての言語(序説としての概念分析
創造としての言語
発達としての言語)