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兵士の報酬

随筆コレクション 1

出版社名 みすず書房
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-622-07823-4
4-622-07823-6
税込価格 7,480円
頁数・縦 491,7P 22cm

商品内容

要旨

故郷長崎・諌早に根をおろし、端正で強靱な文体によって独自の文学世界を紡ぎつづけた作家野呂邦暢(1937‐1980)。小説にとどまらないその文業を集成する“随筆コレクション”(全2巻)をここに刊行する。第1巻にあたる本書は、初めて公の活字になった文章「ルポ・兵士の報酬―第八教育隊」(日本読書新聞“読者の論文”入選、1962年)ほか、1962‐77年発表の210編余(うち単行本未収録作品79編)を収録。

目次

ルポ・兵士の報酬―第八教育隊
夕暮の緑の光
K書房主人
ボブ・ディラン!(第一集)―一枚のレコード
葦のしげみの彼方に
幸福の暈
露字新聞ヴォーリャ
「海辺の広い庭」
長崎はついてまわる―尾崎正義さんの個展によせて
春有明の潟で〔ほか〕

出版社
商品紹介

1980年、42歳で急逝した野呂邦暢。再評価著しい作家の随筆作品を多数の単行本未収録作品を含め集成。本巻は215編収録。

著者紹介

野呂 邦暢 (ノロ クニノブ)  
1937‐1980。長崎市生まれ。1956年、長崎県立諌早高校卒業。同年秋に上京しアルバイト生活を送る。1957年春に帰郷、同年6月、陸上自衛隊に入隊。翌年、北海道で除隊。諌早で家庭教師をしながら小説執筆をはじめる。1965年「或る男の故郷」で文學界新人賞佳作。1967年、「壁の絵」芥川賞候補。以降、「白桃」「海辺の広い庭」「鳥たちの河口」が同賞候補となる。1973年、第一創作集『十一月水晶』(冬樹社)刊行。1974年、「草のつるぎ」で第70回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)