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天皇の近代 明治150年・平成30年

出版社名 千倉書房
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-8051-1159-8
4-8051-1159-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 348P 20cm

商品内容

要旨

天皇が自らその位を去りゆく平成。この国と天皇と国民の距離を探る。

目次

第1章 建築の王政復古―一八世紀末の再建王宮を、どうとらえるか
第2章 後桜町天皇と光格天皇の譲位
第3章 福地桜痴と「尊号一件」の百年
第4章 「皇室の藩屏」は有用か?―近衛篤麿と谷干城の立憲君主制論
第5章 近代日本における天皇のコトバ―遼東還付の詔勅を中心に
第6章 神聖とデモクラシー―一九一〇年代の君主無答責をめぐって
第7章 象徴天皇の起源―柳田国男の旅
第8章 大正期皇室制度改革と「会議」―帝室制度審議会と「栄典」の再定置
第9章 戦中期の天皇裕仁と皇太后節子
第10章 「平成」が終わる時を迎えて―「研究者」と「決定者」の相剋から何が見えるか

著者紹介

御厨 貴 (ミクリヤ タカシ)  
東京大学名誉教授、東京都立大学名誉教授、サントリーホールディングス株式会社取締役。1951年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同助手、東京都立大学法学部教授、政策研究大学院大学教授、東京大学先端科学技術研究センター教授などを歴任する。東日本大震災に際しては復興構想会議議長代理を務めたほか、TBSテレビ「時事放談」のキャスターを11年半にわたり務めるなど幅広く活躍。2018年紫綬褒章受章。『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『馬場恒吾の面目』(中公文庫、吉野作造賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)