赤屋敷殺人事件 横溝正史翻訳セレクション
論創海外ミステリ 290
出版社名 | 論創社 |
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出版年月 | 2022年12月 |
ISBNコード |
978-4-8460-2157-3
(4-8460-2157-2) |
税込価格 | 2,420円 |
頁数・縦 | 225P 20cm |
商品内容
要旨 |
現在推理小説とよばれている探偵小説が、摩訶不思議な謎の提供と、一分の隙もない論理的な解明という、長篇小説の形で定着したのは、一九二〇年代から三〇年代の初期のことではなかったろうか。私がはじめてそういう傾向の探偵小説にぶつかったのは、大阪薬専の学生時代のことであった。物はA・A・ミルンの「赤い家の秘密」であった。当時神戸から大阪の学校へ汽車通学をしていた私は、神戸の古本屋で全冊見つけて揃えると、汽車の中で、教室で、講議もそっちのけにして、教師にかくれて貪り読んだ。(横溝正史「推理小説の故郷」より) |
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目次 |
赤屋敷殺人事件 |
出版社・メーカーコメント
横溝正史とA・A・ミルン。日英を代表する二大作家が翻訳と原作で夢のコラボレーションを果たす! 雑誌掲載のまま埋もれていた長編ミステリの翻訳が90年の時を経て初単行本化!