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江戸の身体(からだ)を開く

叢書メラヴィリア 3

出版社名 作品社
出版年月 1997年3月
ISBNコード 978-4-87893-753-8
4-87893-753-X
税込価格 4,070円
頁数・縦 347P 22cm

商品内容

要旨

「解剖=人の身体を切って調べること」を高らかに謳いあげて『解体新書』は上梓された。蘭医とは即ち「切る医者」であり、江戸の人々は死体を切り、生身の人間を切る「切る医術」へのスプラッタ・ホラーじみた好奇心と怖れを隠さない。「全体として生きて在ること」を捉えようとする日本の知と、「切って中身をさらし、くまなく光をあて」ようとするヨーロッパ近代知の出会い。「解剖」から見た気鋭の江戸文化論。

目次

序 アクセスの図像学
第1章 刃
第2章 身体を切る
第3章 さらされる身体
第4章 つくられていく身体
第5章 身体と国家