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人間であることをやめるな

講談社文庫 は82−2

出版社名 講談社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-06-535032-4
4-06-535032-8
税込価格 660円
頁数・縦 157P 15cm

商品内容

要旨

明治の軍人・児玉源太郎の、冷徹なまでのリアリズム。時局に逆らい「小日本主義」を提唱し続けたジャーナリスト・石橋湛山。日本はいつ、どこで道を間違え、無謀な戦争に進んでいったのか。「歴史に学ぶこと」を訴え続け、2021年に逝去した著者がものした数多くの文章や講演、そのエッセンスを集約した一冊。

目次

墨子と龍馬と
明治の将星のリアリズム―名言『坂の上の雲』(前口上
軍備増強における奇跡
苦しみ抜いた末の開戦
二〇三高地は日露戦争の天王山なり
二〇三高地攻略の「ドラマ」
乃木の武士道と日本軍の国際法遵守精神
日露戦争“辛勝”と“空しき”官修史書
「馬鹿かァ、お前は」のカタルシス ほか)
石橋湛山と言論の自由
昭和天皇の懊悩と歴史探偵の眼
人間であることをやめるな

出版社・メーカーコメント

202年1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと。それは「歴史に学べ」ということでした。本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです。明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
1930年東京向島生まれ。15歳で東京大空襲に遭遇、九死に一生を得る。東京大学を卒業し、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長、出版局長、専務取締役を歴任。退任後本格的に作家活動に入り、昭和史研究の第一人者、「歴史探偵」として知られる。2021年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)