• 本

「わからない」という方法

集英社新書 0085

出版社名 集英社
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-08-720085-0
4-08-720085-X
税込価格 946円
頁数・縦 252P 18cm

商品内容

要旨

「わからない」ことが「恥」だった二十世紀は過ぎ去った!小説から編み物の本、古典の現代語訳から劇作・演出まで、ありとあらゆるジャンルで活躍する著者が、「なぜあなたはそんなにもいろんなことに手をだすのか?」という問いに対し、ついに答えた、「だってわからないから」。―かくして思考のダイナモは超高速で回転を始める。「自分は、どう、わからないか」「わかる、とは、どういうことなのか」…。そしてここに、「わからない」をあえて方法にする、目のくらむような知的冒険クルーズの本が成立したのである。

目次

第1章 「わからない」は根性である(「わからない」という恥
「わからない」を「方法」にする方法 ほか)
第2章 「わからない」という方法(私はなぜ「セーターの本」を書いたのか
「わかる」とはいかなることか ほか)
第3章 なんにも知らないバカはこんなことをする(基本を知らない困った作家
天を行く方法―「エコール・ド・パリ」をドラマにする ほか)
第4章 知性する身体(この役に立たない本のあとがき
知性する身体)

出版社・メーカーコメント

「わからない」イコール「恥」だった世紀は過ぎ去った。21世紀「わからない」は如何にして「方法」となるか。編み物の本、桃尻語訳本などを例に引きながら説き尽くす、橋本治的「方法論序説」。

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年、東京生まれ。作家。東京大学文学部国文科卒。在学中の68年に描いた駒場祭ポスターでイラストレーターとして注目される。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作受賞。以降、小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出等で精力的に活躍。主な著作に『桃尻語訳枕草子』『江戸にフランス革命を!』『’89』『窯変源氏物語』『ひらがな日本美術史』『二十世紀』等。『宗教なんかこわくない!』で第9回新潮学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)