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世界の凋落を見つめて クロニクル2011−2020

集英社新書 1068

出版社名 集英社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-08-721168-9
4-08-721168-1
税込価格 1,056円
頁数・縦 329P 18cm

商品内容

要旨

東日本大震災・原発事故の2011年からコロナ禍の2020年まで、日本と世界が変容し、混乱した「激動の10年」に書き続けられた時事コラム集成。この間、著者はニューヨーク、ロンドン、パリ、北京、ソウル、香港、台北、キューバ、イスタンブール、リオデジャネイロ、サハラ以南のアフリカ諸国、そして緊急事態宣言下の東京など、様々な場所と視点から世界の変貌=凋落の風景を見つめた。私たちの生きる世界は、そして私たち人間は、どのように変わったのか。全99本のコラムが「激動の10年」を記録する。

目次

ロンドンの忍者
レヴィ=ストロースの日本論
日本赤軍の表象
フランス風懐石
台湾の流行文化
北京の変貌
マルクスはダメよ
世界最大の不気味なアパート
日本に戻ってきたときの印象
吉本隆明さんの思い出〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

東日本大震災・原発事故の2011年からコロナ禍の2020年まで、日本と世界が変容し、混乱した「激動の10年」に書き続けられた時事コラム集成。この間、著者はニューヨーク、ロンドン、パリ、北京、ソウル、香港、台北、キューバ、イスタンブール、リオデジャネイロ、サハラ以南のアフリカ諸国、そして緊急事態宣言下の東京など、様々な場所と視点から世界の変貌=凋落の風景を見つめた。私たちの生きる世界は、そして私たち人間は、どのように変わったのか。全99本のコラムが「激動の10年」を記録する!【目次より抜粋】原発を語らず/北京の変貌/吉本隆明さんの思い出/ハバナの三島由紀夫/誰がテロリストなのか/ザハ・ハディト問題/ゴダールのFacebook?/慰安婦と赦し/日本死ね/佐村河内守は詐欺師なのか/非常事態発令下のパリ/サハラ砂漠の南へ/〈1968〉から50年/香港の天安門事件追悼集会/ジョギングの社会階層/コロナウイルスの日々/感染者はケガレか【著者プロフィール】四方田犬彦(よもた いぬひこ)映画誌・比較文学研究家。エッセイスト。詩人。東京大学にて宗教学を、同大学院にて比較文学を専攻。長らく明治学院大学教授として映画史の教鞭をとり、現在は文筆に専念。著書に『親鸞への接近』『われらが<無意識>なる韓国』『日本映画史110年』などが、詩集に『わが煉獄』が、翻訳に『パゾリーニ詩集』がある。サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数。

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
映画誌・比較文学研究家。エッセイスト。詩人。東京大学にて宗教学を、同大学院にて比較文学を専攻。長らく明治学院大学教授として映画史の教鞭をとり、現在は文筆に専念。サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)