なぜデフレを放置してはいけないか 人手不足経済で甦るアベノミクス
PHP新書 1187
出版社名 | PHP研究所 |
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出版年月 | 2019年5月 |
ISBNコード |
978-4-569-84309-4
(4-569-84309-3) |
税込価格 | 1,012円 |
頁数・縦 | 334P 18cm |
商品内容
要旨 |
多くの人は「物価が下がるのはよいこと」と思っている。だが、デフレで物価が下がるのは悪いことずくめ。失業率が上がり、雇用が不安定な低賃金・非正規社員を増やす。企業収益率を下げ、人件費を削減させる。借金の実質負担は重くなり、実物資産投資は抑制される。有用な企業が廃業・倒産してイノベーションが滞る。「デフレなど問題ではない」という経済学者は、失業者や非正規社員の苦しみを知らない。欧米と異なり、日本の経済学者はデフレの脅威に鈍感だ。アベノミクスを実行した元日銀副総裁による、失われた二十年を「三十年」にしないための覚悟の書。 |
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目次 |
第1章 デフレ脱却なくして日本経済の再生なし |
出版社・メーカーコメント
多くの日本人は「物価が下がるのはよいことだ」と思っている。しかし、デフレで物価が下がるのはじつは悪いことずくめである。失業率が上がり、雇用が不安定な低賃金・非正規社員を増やし、企業収益率を下げ、人件費を削減させる。借金の実質負担は重くなり、実物資産投資は抑制される。自殺者が増え、社会的に有用な企業が廃業・倒産してイノベーションが滞る。「デフレなど問題ではない」と語る経済学者は、失業者や非正規社員の苦しみを理解していないのだ。欧米の経済学者と異なり、日本の経済学者はデフレの脅威に対して鈍感である。アベノミクスを実行した元日銀副総裁が、失われた二十年を「三十年」にしないためのすべてを記す。●デフレ脱却なくして日本経済の再生なし ●デフレはなぜ脅威なのか ●「失われた二十年」の原因とアベノミクス ●金融政策の条件と日銀財務に関する誤解 ●財政政策のリフレ・レジームへの転換が必要だ ●成長戦略の基本原則とは