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綺羅と艶冶の泉鏡花 戯曲篇

双葉文庫 ふ−32−05 文豪怪奇コレクション

出版社名 双葉社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-575-52524-3
4-575-52524-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 512P 15cm
シリーズ名 耽美と憧憬の泉鏡花

商品内容

要旨

異界の美男美女が乱舞する鏡花戯曲の三大名作―「天守物語」「夜叉ケ池」「海神別荘」に加えて、友人の独文学者・登張竹風と共訳した初期の珍しい佳品「沈鐘」(ハウプトマン原作)、非業の死を遂げた“お友達”たちの秘密が明かされる「多神教」、吉原大火の記憶を池の蛙と緋鯉が語り合う「池の声」、三島由紀夫と澁澤龍彦を熱狂させた晩年の「山吹」、幽霊劇の極致「お忍び」を収録。日本文学の頂点を極める、必読の名作ばかりを蒐めた、不朽の一巻。

出版社・メーカーコメント

異界の美男美女が乱舞する鏡花戯曲の三大名作「天守物語」「夜叉ケ池」「海神別荘」に加えて、友人の独文学者・登張竹風と共訳した初期の珍しい佳品「沈鐘」(ハウプトマン)、非業の死を遂げた〈お友達〉たちの秘密が明かされる「多神教」、吉原大火の記憶もなまなましい「池の声」、三島由紀夫と澁澤龍彦を熱狂させた晩年の「山吹」と「お忍び」……日本文学の頂点を極める、必読の名作ばかりを蒐めた、不朽の一巻!

著者紹介

泉 鏡花 (イズミ キョウカ)  
1873年〜1939年。金沢生まれ。1890年に上京し、翌年、尾崎紅葉門下となる。95年に発表した「夜行巡査」「外科室」が“観念小説”と呼ばれた確固たる地位を得た。近代における幻想文学の先駆者として評価が高い。また、生誕百年の1973年には金沢市により泉鏡花文学賞が創設された
東 雅夫 (ヒガシ マサオ)  
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。82年から「幻想文学」、2004年からは「幽」の編集長を歴任。11年『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。150冊を超えるアンソロジーを編纂刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)