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稔と仔犬 青いお城 遠藤周作初期童話

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-309-03026-5
4-309-03026-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 225P 20cm

商品内容

要旨

暗く貧しき日々に、光を与えてくれた一匹の仔犬。少年に迫りくる残酷な運命の足音―『沈黙』の原点とも言える衝撃作、初の単行本化!人生の「同伴者」を描く知られざる名篇。

出版社・メーカーコメント

若き日に執筆された知られざる貴重な童話二作。『沈黙』構想の礎となった「稔と仔犬」は、まさに「踏み絵」を連想させる衝撃作。不明であった原稿の一部が発見され、ついに初単行本化!

著者紹介

遠藤 周作 (エンドウ シュウサク)  
1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐にわたる旺盛な執筆活動を続けた。55年「白い人」で芥川賞、58年『海と毒薬』で新潮社文学賞、毎日出版文化賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、79年『キリストの誕生』で読売文学賞、80年『侍』で野間文芸賞、94年『深い河』で毎日芸術賞、95年文化勲章受章。96年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)