南方熊楠のロンドン 国際学術雑誌と近代科学の進歩
| 出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
|---|---|
| 出版年月 | 2020年2月 |
| ISBNコード |
978-4-7664-2650-2
(4-7664-2650-9) |
| 税込価格 | 4,400円 |
| 頁数・縦 | 280,6P 22cm |
商品内容
| 文学賞情報 |
2020年
第42回
サントリー学芸賞・社会・風俗部門受賞 |
|---|---|
| 要旨 |
イギリスと東洋が関係を深めつつあった19世紀末、当時、最先端の都市だったロンドンに留学し、大英博物館リーディング・ルームを主たる舞台として世界各国の辞書や事典を渉猟し、学問的研鑽を積んだ熊楠は、いかにして欧米の学術空間に受け入れられたのか。国際学術誌『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『フラヘン』に376篇もの英文論考を寄稿し、東洋からの知見の提供によって、近代科学の発展を支えた南方熊楠の営為を歴史的・国際的な視点から捉えなおす、気鋭の力作。 |
| 目次 |
雑誌の国の熊楠―英文論文三七六篇の意義と価値 |



おすすめコメント
南方熊楠がNature, Notes and Queries両誌に発表した400篇の英文論考と、彼の大英博物館での研究活動を分析。19世紀末〜20世紀前半に、ロンドンを中心とする国際的学術空間において、熊楠が果たした役割を明らかにする。